ウォルトン舎のこと


 ウォルトン舎は、釣りの本『Walton』の出版を核とした編集プロダクションです。18年間勤めた京都の出版社を退社後、2011年の秋に立ち上げました。“ウォルトン”の名は、世界中の釣人に読み継がれてきた釣り師のバイブルともいえるイギリスの名著『釣魚大全』の著者、アイザック・ウォルトン卿のお名前から拝借したものです(創業当時、ちょっと背伸をしてしまいました)

 『Walton』は琵琶湖を中心に、西日本で楽しめる釣りを、静かに、熱く取り上げていく所存です。

  何卒よろしくお願い申し上げます。

 
【代表プロフィール】
 1969年、神戸市須磨区生まれ。少年時代は神戸市北区で暮らす。幼い頃はウドンにサナギ粉をつけフナ等を狙っていたが、やがて当時ブームだったルアー釣りに熱中するように。“憧れの魚ブラックバス” が釣りたくて悪友達と近隣の池に通いまくるが簡単には釣れず、喰ってくるのはナマズばかりだった。父にせがんで連れていってもらった加西の野池でようやく初めて釣ったバスのことは、一生の思い出。ヒットルアーは神戸・元町の釣具店「天狗」で購入した北欧ニールズマスター社のミノープラグだった。

 平成元年(1989)に京都の同志社大学に入学後は釣研究会(DAS)に所属、年に数度、仲間達と“合宿”と称する釣り旅に出かける。山奥のダム湖にボートを浮かべてバス釣りをしたり、日本海の浜辺でキャンプ&キス釣りをしたり、琵琶湖の沖島へ釣りをしに船で渡ったのもこの頃だった。何度も琵琶湖に通う内に、やがて電車(湖西線)に乗り一人で足しげく釣りに出かけるようになる。

 大学を卒業後は日本の伝統文化を得意とする京都の美術系出版社に入社。月刊誌の記者時代は日本全国、時には海外にもカメラバッグを背負い取材に出かけた。書籍編集者時代は京都のガイドブックのシリーズや自然関係の写真集、和菓子関連の本や映画美術に関する本等を担当、本の営業・販売も経験する。出版社時代に車を入手してからは週末ごとに琵琶湖に通い、1998年に一人乗りの小型カヤック(パーセプション社の『スゥイフティ』)を購入してからはもう、夢中で北湖に通った。この頃に大阪発のユニークな釣り雑誌『スポーツ&フィッシュングニュース』誌にしばらく連載させてもらい、やがて同誌の釣り大会等のお手伝いをさせてもらうようになる。

 2011年に18年間勤めた出版社より独立、釣りの本『Walton』の出版を核とする編集プロダクション「ウォルトン舎」を立ち上げ、なんだかんだで現在に至る。

 

                              ウォルトン舎 代表

                                  北原一平