ごぶさたしすぎで、すいません

お盆ですね! 

 

さてこのささやかな欄を、またもやさぼってしまいすいませんでした、さる筋から怒られていたにもかかわらず、ようやく更新させていただきます。シュンとしております。

 

さて、この欄はさぼっておりましたが、本当に充実した日々を送っております。この一月半ほど、琵琶湖を超特急で一周したり、大河川の河口部の朝日に感動したり、おっちゃん三人で船に揺られたり、山間の小さな池に昇った美しい月が湖面に反射して揺らぐのに感動したり、久々に高い堤防の上で風にあおられてフラフラしたり、尖った石が多い河原で長靴に穴を開けたりetc…と、運動不足を嘆くしかない、汗かきの日々を送っています。

 

釣り関係以外にはほとんど時間をさけない状況ですが、ローラースケートに初挑戦し、よし滑ろうと思った瞬間夕立にあいすぐに終了したり、サントリー山崎蒸留所の二階ゲストルームで、以前に本の仕事でお世話になった中崎宣弘さんの「絵皿展」を拝見したりはできました。

 

琵琶湖には、当然何度も行っていて、そこでまた、新たな発見や驚きをしています。今年のコアユ釣りの不調が予測されたことは、02号の「コアユ産卵不調の謎にせまる」という章で紹介させてもらっています。これは、彦根の水産試験場の遠藤誠さんと、琵琶湖博物館の桑原雅之さんに昨年末にお忙しいなかお時間を頂戴してロングインタビューを敢行し、いろいろと教えていただいたものです。釣り人の目線とは少し違う、いろいろと気づかされることもお話くださっており、ぜひ御一読いただきたい内容です。

 

さて、実際にコアユの今シーズがどうだったのか。産卵する個体が圧倒的に少なかったわけなので、当然、今期のコアユ釣りは見込みが薄いと予測されていました。予測に反して、シーズン当初の浜でのコアユ釣りは、始まりは遅かったものの、釣れだした後は、順調だったのです。ところが、梅雨の雨の少なさは致命的で、例年なら初夏には釣れ盛るはずの、川でのコアユ釣りが、絶不調でした。川に水がないのですから、当たり前なんですが…。もちろん全ての川ではなく、一部の川では釣れてはいました。

 

本湖では7月まで浜で釣れ続いていたのですが、とにかくサイズが大きい。例年より大きくなってしまうパターンが多いようなんです。もはや、「コアユ」とは言えないサイズのアユが、たくさん釣れるシーンを目撃して、驚いてしまいました。これは、02号のインタビューの内容から想像してみると、例年と比べると個体数が大幅に少ないために、また、雨がほとんど降らず川の水量が極端に少なかったたために、コアユが本湖にとどまったまま大きくなるケースが多かったということなのかもしれません。

 

先日の京都新聞で、琵琶湖の今年のアユ漁は、例年より10日前倒しで、8月11日から禁漁となったことが取り上げられていました。やはり、例年の30パーセントしか漁獲量がなかったそうで、緊急の措置であったようです。こんなに暑いと、今年の産卵も、どうなることか不安にならざるを得ません…。これはもう、やはり雨が降ってくれるしかなさそうです……。ゲリラ豪雨ではなくて、穏やかに長く降ってくれたらよいのですが……

 

次号、鋭意製作中です! 経過はまたこちらで御紹介させていただきます。よろしくお願い致します。