「泉南の漁師さんと釣り人とのイベント」と「源流のロマン」、「ビギナーズ・マムにフィッシングサロン心斎橋」と「湖西の沖を泳ぐバス」、「サントリーOPA!」と「冬の小物釣り」

みなさま、お仕事お疲れさまです!!

 

各方面から「更新さぼるな」と怒られましたー。

 

 

まずは告知を。今週末、岸和田市波切ホールにおいて、第1回「釣りと漁村文化フォーラム」が開催されます。これは、泉南の漁師さんと釣り人が共に、地元の海を守るためにはどうすればよいのか、共に考えていこうという集まりです。とはいっても、何も難しいことはなし。釣り人からは、地元の海を知り尽くした武田栄さんと赤木光広さんという「漢」キャラなお二人も、パネリストとして参加します。漁師さんと研究者の方も参加され、また、ここが重要なところですが、「食文化交流イベント」も併催されるのであります。「旬の地魚・海苔」など、トレトレの海産物をたくさん試食できるのであります!! メバル釣りの前に、ぜひのぞかれてみてはいかがでしょうか、参加費は無料です。詳しくは、http://osaka-yutakanaumi.org/top/まで!

 

さて、足早に近況報告させていただきます。

 

さる2月15日には、「第16回渓流魚を語り合う集い」に参加させていただきました。「ノータリンクラブ」の方々を中心として、渓流釣りを愛する錚々たる方々が、渓流釣りと渓流魚について語り合う集まりです。会場は京都・南禅寺の「順正」という湯豆腐の老舗。本誌02号で御登場いただいた琵琶湖博物館の桑原雅之先生による「琵琶湖にすんでいるトウヨシノボリとビワヨシノボリ」のお話や、アメリカで先日創刊された『TENKARA USA』に寄稿された石原清さんの、アメリカ講演のみやげ話などなどをうかがいながら、湯豆腐をつつきました。

 

「ノータリンクラブ」といえば、初代会長・山本素石さんが紹介したのがきっかけとなり「ツチノコ」で一世を風靡したのを御存知でしょうか? サル学の故今西錦司博士が顧問であったことでも有名でした。現会長の天子山人さんは、御年90歳! メンバーの岩魚山人さんも同じく90歳なのです。お年を召されても、釣りに対する情熱を持ち続けておられる方々です。『釣の友』や『関西の釣り』の執筆者も、たくさんおいででした。調子にのって三次会まで御一緒させていただきましたが、みなさんのお話は古の渓流の美しさや源流の不思議、魚の生態と、止まることを知らない奥行きです。「源流のロマン」にふれることができて、まるで夢のような時間でした! 自分もあのように元気に歳をとることができるだろうか……。人生の大先輩方の、釣りが好きな心に、感動してしまいました。

 

先日、カメラのフラッシュが突然故障(現在の愛機はPENTAXです)。心斎橋の修理センターに預けていたのができあがったので、大阪へ出かけました。せっかくなので、大阪のお取り扱い店様に御挨拶。久しぶりに北区の「ビギナーズ・マム」さんにおじゃましました。同店は名物ママ、本田さんのお人柄を慕って、日々、大人のフライマンが集まる、暖かい雰囲気のお店です。すっかり長居してしまった後、大阪のルアー文化を支えて来た名店「フィッシングサロン心斎橋」へ! もう、昭和世代には、感涙の店内。2階の梅本さんとしばしルアー談義。思わず、復活したてのカメラで店内をパシャパシャさせてもらいました。倉庫に眠っていたフライロッドのブランク(確かORVIS)を組んだという渋ーいベイトロッドなども見せていただきました。ゆっくり店内を徘徊したかったのですが、所用のため一階も三階もよらず、早々に失礼せねばならず、残念。両店とも、本を追加させてもらったので、お近くにお越しの際は、ぜひ。

 

真冬のプラッギングの取材で、湖西へ。いやー、痺れましたー。ワカサギを喰いに回遊しているバスやニゴイやウグイが、プラグで釣れるんですねー、寒い中。かなり沖でプラグを喰ってくる事実に、驚きを隠せませんでした。実際にまのあたりにすると、感動します。湖とはいっても、湖北は海のよう。でも、やはり湖なんです。幻想的な風景の中、プラグで釣れる! もちろん必殺の「デッドスロー」です。

 

シマノの佐々木洋三さんにお声掛けいただき「ルアー&フライ・サントリーOPA!」の例会に顔を出させていただきました。現在は鯛ラバやジギングに熱中されるメンバーが多いようですが、各自、幅広く釣りを楽しんでおられます。もう、みなさんお元気! 熱い釣りトークが繰り広げられるなか、ちゃっかり本の宣伝をさせていただきました。「開高イズム」について考える今日この頃でしたので、ありがたかったです。他にも関連行事を含め、次号で御紹介させていただく予定です。

 

つい先日は、冬の小物釣りの取材。少し寒さが緩んだ日に当たったこともあり、取材は大成功でした、防寒をしっかりすれば、西日本の寒さは、まずは気になりません。冬の小物釣りには、独特の魅力があります。寒空の下でも、浮子をじっと眺めていると、心が温かくなります。

 

以上、駆け足といいながら、長い近況報告となってしまいました、申し訳ありません。次号、鋭意取材・編集・営業中です! どうぞ御期待ください。次号から、新しいお取り扱い店も増えそうで、喜んでおります。蟻のような歩みですが、頑張ってまいりたいと思います。