2017年

2月

03日

琵琶湖湖畔のゴミを拾う人々

琵琶湖南湖東岸、木浜周辺にて毎年恒例のゴミ拾いが開催されました
琵琶湖南湖東岸、木浜周辺にて毎年恒例のゴミ拾いが開催されました

 昨年10月15日。日釣振が水産庁と環境省の後援で開催している清掃活動“水辺感謝の日”の一環として、琵琶湖岸でゴミ拾いが行われました。守山市 の老舗ラインメーカー「山豊テグス」さんと草津市の釣具店「riprap」さん、京都市山科区の釣具店「バスフィールド」さん、日釣振滋賀県支部さん等、琵琶湖に縁の深い関係者が集まって、汗を流しました。小誌は山豊テグスさんやriprapさんにお世話になっていることもあり、以前から一度おうかがいしたいと思っているのですが、機会を逃してばかり。なので今回は、写真をお借りしての御報告です。

 清掃活動が行われた木浜周辺は湖岸道路沿いにトイレが設置された無料駐車場がたくさんあります。釣り人のみならず、ドライブに来たレジャー客が琵琶湖の景色を楽しみながらお茶を飲んだり、食事をしたりします。釣り人が出したゴミも見かけますが、公園化されている湖畔では、そうでないゴミも多いです。

 釣り場で見かけるゴミは普段から、みなさんできる範囲で拾っておられるのかもしれません。私事ながら自分の場合は歳をとるにつれ、無理のない範囲で拾えるゴミは拾うようになりました。琵琶湖岸で人知れず粛々とゴミを拾っておられる地元の方と度々出会う内に、自然とそうなりました。それにしても、水辺にゴミを捨てていく釣り人の気持ちが分かりません。自分の好きな世界を守ろうとするならともかく、一番好きなはずの水辺を汚して地元に迷惑をかけている。ルアー等が根掛かりしたときには、なるだけ糸が水中に残らない様にするのは常識だと思うのですが、安易に手元で糸を切る人が多いのが悲しい。そんなことしていたらあかんわけです、今時……。

 何でも個人で出来ることには限りがありますが、人が集まってやると、より大きな効果が見込めるはずです。釣りに関わる方々が定期的このような取り組みをしているというのは、とてもいいことだと思います。

 このイベントを主催している山豊テグスさんは、昭和元年に守山の地で創業されました。国内向けの釣り糸はもちろん、日本のみならず世界の漁師さん相手に、プロ用の商材を提供されています。また売り上げの一部で“CSRプロジェクト”という、地域社会への貢献を目指す活動に取り組んでおられます。今回のゴミ拾いも、その成果です。

◎CSRプロジェクト活動報告⇨http://yamatoyo.com/csr-reports/

 最初に山豊テグスさんを訪ねたとき、入り口が分からずグルグル走り回っていると、琵琶湖東岸の何とものどかな風景のなかに、静かに工場がたたずんでいました。豊かだった頃の琵琶湖の風景が連想されるような立地で、昨秋に立ち寄ったときには、工場の近所や敷地内に立派な柿が、たわわに実っていたのでした。漁師さんと付き合いが深く琵琶湖にもほど近いので地元ゆえのいろいろな事情もおありの中、以前から地道にゴミ拾いを催して、自ら汗をかいておられます。釣り糸のメーカーとしては通好みの存在。近年はソルトルアー用の小巻きリーダー等も人気となっています。昔から柔らかいルアー釣り用ナイロンラインで有名でしたが、近年は張りのある、強いタイプのナイロンラインや、フロロラインも出されています。川釣り専用のナイロン道糸や、テンカラ専用のフロロレベルライン、ワカサギ用PEライン等もあります。

 さて、清掃活動に参加されていた“riprap”の岩嵜店長さんですが、4日から行われるフィッシングショー大阪にて、ブースを出展されるそうです。琵琶湖の側の個人経営のプロショップが、竿に関するビックなネタと共に、大きな賭けに出るのであります! その竿については、密着取材させていただいています。おっちゃん世代には朗報としかいいようのないブランクを使用した、とっても丈夫な竿になりそうです。大阪のショーに行かれる方は、ぜひriprapさんのコーナーにも立ち寄って、謎の竿について、質問してみてくださいね。 

◎riprap⇨http://www.riprap-bites.com/