広河原里山フェスティバル「春のWoodstick」2017開催!

小誌04号で紹介した渓流ルアー用極小ダイレクトリール(中央)。フライリール工房「KINEYA」さんのルアー用品部門「REED」製。右は新しいブレーキ機構の付いた新型! 最近のものは更に進化しているみたいです!!   多分今回展示されるので必見です。
小誌04号で紹介した渓流ルアー用極小ダイレクトリール(中央)。フライリール工房「KINEYA」さんのルアー用品部門「REED」製。右は新しいブレーキ機構の付いた新型! 最近のものは更に進化しているみたいです!! 多分今回展示されるので必見です。
昨年の同イベントの1シーン。少年がフライラインを必死に握って、ニジマスの強い引きとジャンプに耐えている!!
昨年の同イベントの1シーン。少年がフライラインを必死に握って、ニジマスの強い引きとジャンプに耐えている!!

 4月の29日(土)から30日(日)にかけて、京都の秘境「広河原」(ひろがわら)で、釣りと里山文化の両方を満喫できるイベント「春のWoodstick」が開催されます。今回から、地元の食文化を体験できる催しも行われることになりました。京都の山深い地域は昨年「京都丹波高原国定公園」に選定されましたが、広河原も、そのエリアに入っています。

 

 イベント期間中はフライ&ルアー関連のブースが「広河原トラウトタウン」のステージに並びます。釣り具を直接触り、購入可能。ロッド関連は試し振りもでき、ステージ横の池で、無料の釣り体験も実施されます(アマゴ・ニジマス)。お得なバーゲン品も並びますので、お小遣いは十分に用意された方がよいかも!

 

 広河原は京都でも知る人ぞ知る、特別の場所。「松上げ」という勇壮な火祭りやマニアックなスキー場で知られています。そして古くは渓流釣りの舞台として、彼の山本素石さんの著作にも登場しています。山深い立地ですが京阪出町柳駅や地下鉄北大路駅から「京都バス」一本で会場まで行けるので、車がない方にもおすすめのイベントなのです。

 

 「広河原トラウトタウン」は本格オープンに向けて準備中の、釣り池と倶楽部ハウスがセットとなった施設です。広河原の奥深い自然のなかにたたずむ倶楽部ハウスは、とてもいい雰囲気の古民家です。昨年春のイベント時には釣り池にカヤックが浮かびましたが、今回は何と“アルミ製のグラマンカヌー”が浮かべられる予定です(実際に漕げます!)。初心者でも安心のフライキャスティング教室も開催されます。

 

 京都の秘境の里山文化の復興に“釣り”がお役にたてるかもしれないというのは、とってもワクワクしませんか? 30日(日)には地元の山菜加工所のおばちゃん方による漬物作りのワークショップや、“おくどさん”(京都では『かまど』をこう呼ぶ)での釜飯おにぎりなどの販売もあります。また、両日共、めっちゃ美味しいカレーや飲料の販売もありますので、お昼の用意はなさらずに、手ぶらで来られてもOKです。

 

 今年の1月にはアマゴ発眼卵放流が行われたのですが、併せて“里山文化体験”も、プレ開催されました。雪深いなか、古民家のおくどさんで炊かれた御飯とイノシシ汁、加工所の漬け物やアユの塩焼き等は、心に染み入るうまさで、もう、ひたすら感動でした(詳しくは小誌07号を御覧ください)。以下はそのときのスナップです。

 

今年の1月の発眼卵放流&里山食文化体験の1コマ。雪の多さは、さすが京都の秘境!
今年の1月の発眼卵放流&里山食文化体験の1コマ。雪の多さは、さすが京都の秘境!
地元で獲れたイノシシ&地元産の新鮮な野菜のイノシシ汁。冷えきった体にどんだけ美味しかったことか……
地元で獲れたイノシシ&地元産の新鮮な野菜のイノシシ汁。冷えきった体にどんだけ美味しかったことか……

 

 なんや説明が長くなりましたが、広河原で深呼吸するだけで、生き返りますよ! お子様連れでも楽しいこと間違いなしの、ほんわかしたイベントです。フライフィッシングやトラウトのルアーフィッシングを体験してみたいなら、行ってみる価値ありです。

 

※車で広河原へたどり着くまでのルートは何本かありますが、京都市内から最短のコースを選ぶと、すごく細い山道を走ることになり、車の運転が苦手な方は心の準備が必要です(西まわりで国道162号線から国道477号線を経由するルートは、道幅が広くおすすめです)。来場者が多い場合は、少し離れた場所の駐車場に車をお止めいただく場合もありますが、徒歩すぐの距離です。

 

※車のない方でも、京都バス(32系統)が会場の「菅原」まで通じています。京阪電鉄出町柳駅前からだと約2時間で到着! します。地下鉄北大路駅からだと約1時間40分、叡山電鉄鞍馬駅からだと約70分です。