北琵琶湖レイクトローリング遊漁船グループの活躍①

上の集合写真は昨年の6月5日、湖北・大浦のファイブオーシャンマリーナで開催された「第2回 Biwamasu Trollers Championship  体験トローリング&Fisheremans Meeting」での一コマです。このイベントの主催は、藤本美也キャプテンと「北琵琶湖レイクトローリング遊漁船グループ」のメンバー。今年の同イベントは7月2日に開催されますが、予約はすぐに埋まり、もはやキャンセル待ちの状態とのこと。初めてビワマスのトローリングを体験するのにうってつけのイベントなのですが、御案内が遅くなり本当にごめんなさい。代わりといっては何ですが、各キャプテン方のガイドサービスについて、下にまとめてみました。


 

「ビワマス釣りに挑戦してみたい」と思われる方も多くなってきました。小誌では創刊準備号より何度も取り上げてきたテーマですが、ここで一度この欄でも、現時点でのビワマス釣りのことを紹介させていただきます。


 ビワマス釣りは琵琶湖海区漁業調整委員会に承認証を申請すれば、どなたでも挑戦できます(そのような状態がずっと続くことを、心底願ってやみません)。ビワマスがよく釣れるのは琵琶湖の沖合が多いのですが、突然に想定外の早さで荒れ出すのが、北湖の現実です。いきなり沖合遠くまで出船するのは、全くもっておすすめできません。また糸を長く出すトローリングの場合、漁師さんが設置して いる漁具にルアーを掛けてしまうなどのトラブルを起こしやすく、いきなりではまずいことだらけなのです。

 

 なら、具体的にはどうすればいいのでしょう? 小誌としては、まずは何回か “ガイドサービス” を利用してみることをおすすめしています。自身の体験と判断で経験を積まれるのは、その後からでも、決して遅くはないはずです。道具の購入のことなども、とりあえず何回か沖合でのトローリングをガイドで体験してみてから検討されてはいかがでしょう。キャプテンには、分からないことをどんどん質問してみましょう(その点でお役に立てる内容を小誌06号に詳しく解説させていただきました)。

 

※以下の写真は小誌05号でも掲載した「北琵琶湖レイクトローリング遊漁船グループ」に所属するキャプテン方の勇姿です(今年7月のイベントに参加予定の方々を中心に抜粋/順不同・ほぼ50音順)。「承認証がなければガイドサービスを頼めないですよね?」とよく質問を受けるのですが、“認可を取得したプロのガイドサービスを利用する場合は、承認証は必要ありません”今期は9月一杯までガイドサービスを利用できます。キャプテンによって受付の期間等、条件には違いがありますので、その点は各自で御確認くださいませ。各キャプテンのHPにつきましては把握出来次第、リンク先を追加していきます。

 

【大仲正光キャプテン(写真右端)/アークロイヤルボートクラブ所属】

人気バスガイドの大仲正樹さんの父上。海でのガイド業を兼業し、経験豊富。いぶし銀の魅力。料理が上手で、ビワマスについても燻製をはじめ、レパートリーは豊富。

◎サーウェスト→http://www.masaki-o.com/biwamasu/

【大仲正樹ガイド(写真右端)/アークロイヤルボートクラブ所属】

お父さんの影響か、少年時代から釣りが大好きだったいう大仲ガイド。バスフィッシングでは、とても有名。バスがメインだが、希望者にはビワマスも案内している。

◎大仲正樹ガイドサービス→http://www.masaki-o.com/

【大野啓介キャプテン/大高丸】

ビワマス釣りのパイオニアの一人で、漁業とガイド業を兼業。魚料理に関してはプロということもあり、体験トローリングのバーベキュータイムではその腕をかわれ、料理長を務める。琵琶湖の魚を美味しく食べることに関しては、一家言持つ。

◎大高丸→http://ameblo.jp/sisiyuz/

【北畑希ガイド(写真右端)/北山田マリーナ所属】

プラグメーカーDUOのフィールドスタッフである北畑ガイド。日曜・祝祭日に予約できる。バスメインだが、ビワマスも熱心に取り組む。良心的な値段設定が魅力的。

◎BEAT KNOT→http://ameblo.jp/field-dreams/

【清野卓郎キャプテン(写真右端)/ラグーンボートクラブ所属】

ビワマスメインで、希望者にはバスも案内。クルージングでの貸し切りもOK。朗らかなキャラクターのキャプテンが、親切に指導してくれる。

◎琵琶湖アテンダー→https://biwako-attender.jimdo.com/

【近藤義和キャプテン(左から二人目)/西浅井漁協所属】

豪快朗らかかつ繊細な人柄のキャプテンで、長らく魚市場に勤めた経験を持つ魚のプロ。タフな状況でも釣り上げる実力は、同業ライバル諸氏も絶賛。現在漁師とガイド業を兼業中。

◎BMTRG近藤ガイドhttp://www.zc.ztv.ne.jp/bmtrg/index.html

 

【品川博史キャプテン(写真左端)/鱒屋代表】

ビワマストローリングのパイオニア。湖北西岸の新旭でビワマス専門のガイドサービスとレンタルボート店「鱒屋」をいち早く開業し、京都市北区でフライショップ「ZERO」も営む。海外での釣りの経験が豊富で、トラウト類全般に詳しい。元料理人の経歴も持つ。トローリング専門の装備類やスプーンの御用命は、鱒屋まで。ダウンリガー等をはじめ、安価でもよく釣れる「ディックナイトスプーン」の、日本では珍しいトローリングサイズや、京都の工房で高品質のメッキが施されたビワマス専用「珠スプーン」シリーズ等も、絶賛販売中。

◎鱒屋→http://www.kiroworld.co.jp/biwamasu/index.html

【杉浦玲二キャプテン(写真右端)/ファイブオーシャンマリーナ所属】

名門ルアークラブJLAAの黎明期から活躍されている東海の大ベテラン。なんと彼の開高健氏を釣り場まで案内するなど、懇意であったそう。天竜川水系でのアユのエサ釣りにも大変詳しい。貝のスプーンやミノーなどをハンドクラフトするのがお好き(ルアーの仕上がりはプロ級)。

◎ビッグベアー→http://biwamasu.wp.xdomain.jp/

【関根健太ガイド(写真左端)/アークロイヤルボートクラブ所属】

明るい人柄で大人気のバスガイド・プロアングラー。近年は希望者にビワマスもガイド中。海でのタチウオや渓流や湖のトラウト類など、あらゆるルアー釣りに精通。テレビにも多々出演。

◎関根健太オフィシャルウェブサイト→http://www.kentasekine.com/index.html

【竹之下誠キャプテン(写真中央)/鱒屋所属】

明るくユーモアたっぷりの人柄で、生き物全般への深い知識が魅力。自らワナで獲ったイノシシをボローニャソーセージにしてしまうほど戦闘能力は高い(ソーセージは絶品!)。

◎キングフッシャー号→http://biwamasufishing.net/index.html

【田中伸征ガイド(写真左端)/ファイブオーシャンマリーナ所属・ペンションラダー代表】

大浦のペンション「Rudder」代表。ラダーは素敵なログハウスで、カヌー・カヤック体験なども楽しめる(食事や喫茶のみの利用もOK)。カメラが大好きで、愛用しているのはアウトドア仕様のミラーレス一眼。仕事の合間をぬって大浦の自然やビワマスの産卵姿等を日々追い続けている。

◎ペンションラダー→http://www.zb.ztv.ne.jp/inn_rudder/index.html

 

【中村祥司キャプテン(写真中央)/大郷屋所属】

湖北長浜の老舗釣具店、大郷屋に所属。ビワマスのみならずサクラマス釣りも大好きで、ヤマメ・イワナなどトラウト類のみならず、タナゴ釣りも愛好するなど、淡水の釣りに情熱を注ぎ続けている。レイクジギングにも取り組み、本場の中禅寺湖にも遠征している。

◎ブリーズ→https://ginei-japan3.amebaownd.com/

【鍋島直晶キャプテン(写真左端)/OFC代表】

湖北の大浦漁協で、漁業とビワマスガイドを兼業。小誌06号で登場いただいた後、ガイド業は縮小し、現在は漁業のウェイトを重くして活動中(OFCのHPは休止中)。青年期に過ごしたのはアメリカ五大湖周辺で、本場のレイクトローリングを体験、琵琶湖にいち早くダウンリガースタイルを持ち込む。フライフィッシングの造詣も深い。ビワマスの行く末に思いを馳せ、よりよい方向に向かうよう、たえず尽力されている。

◎第一肥前丸→連絡先は小誌03〜06号のOFC広告参照

【藤本美也キャプテン(写真左から二人目)/ファイブオーシャンマリーナ所属】

ビワマスの体験トローリングイベントを主催。剛胆な人柄で、いろいろな釣りに精通している。中でもテンカラ釣りの造詣は深く、釣り竿メーカー天龍のテンカラ竿「風来坊」シリーズのアドバイザーを務めた。ものすごく鋭い野生の感で、渋い状況でも釣ってくるので有名。

◎ダブハンドF→http://www.biwamasu.com/dubhandf/

 


※以下も、昨年の同イベントのスナップです。ビワマス釣りの楽しい雰囲気をどうぞ。ビワマスのキャプテン方は、なぜか料理に関して玄人レベルの方が多く、バーベキュータイムには例年充実したメニューが提供されます。肉類以外にもビワマスのにぎり寿司や巻き寿司、春に獲れた鹿肉のシチューなども好評、ビンゴ大会では豪華な景品に歓声が上がったのでした。ボートごとに最大魚の大きさを競う大会の優勝魚は何と63㎝! 釣れたのは品川キャプテン艇で、釣り上げたのは釣り竿メーカー「天龍」の社員さんでした。