御案内が遅くなってしまいましたが、『フライの雑誌』114号に、拙文を掲載いただきました! ブラックバス&ブルーギルの特集号ですが、私が寄稿したテーマは「琵琶湖のフライフィッシング −いきなり行ってそれなりに楽しむために−」です。敬愛する同誌に、よもや掲載いただける日がくるとは、感無量です。
“ウォルトン07号を入稿するまでは”とヤセ我慢して楽しみにしてたのを、ようやく拝読しましたが、やはりものすごく面白かった! です。 個人的に興味を惹かれた内容をかいつまむと〔桃源郷だった薩摩湖、プロショップ・サワダが閉店、高田弘之さんがお亡くなりに、カブラー斉藤さんの連載は際どくも継続、ブラジルでもイワイミノーは効く、島崎憲司郎さんが、またもやすごいことをされている〕などです。他にも昭和40年代生まれにとって、ワクワクするような記事が目白押しでした。
私は神戸の田舎出身ですが、少年時代『フィッシング』誌は近所の本屋さんにあまり売っていなくて買えなかったのです。別冊系のを、ちょこちょこ買えたくらいです。しかし『Angring』誌は、記念すべき1号目が、近所の雑貨屋「ピッコロ」さんに置いてありました。しかし中学生だった当時、その月は小遣いが足りず、買えなかった。あきらめきれずにピッコロに何回も通っては、店主の目を盗んで立ち読みしていました。2号目からはずっと購入しましたが、後々1号目を持ってないのがものすごく悔しくなってしまい、自分を呪い続けました(先日ラッキーなことにFさんから、寄贈いただけました!)。
『Angling』誌が標榜していた【ルアー&フライ】。若い方にはピンとこないフレーズかもしれませんが、釣りキチ三平世代と、それより上の世代にとっては、ルアーとフライは、セットで楽しむ場合が多かったのです。器用な人ほどルアーからフライに興味が移っていった印象がありますが、フライにしてもルアーにしても、そのバタくさい魅力に胸を焦がした少年期を送った方は、多いと思います。
『フライの雑誌』114号は、フライフィッシングの専門誌ですが、ルアー好きな若者にも、ぜひ読んでもらいたい内容が一杯です。100号をとっくに越えてもなお、充実した誌面を拝読すると、ますます旺盛な熱い想いが感じられます。本当にすごいことだと思います。後発である小誌も、頑張っていきたいです。