最近のオススメです−①

 新刊、おかげ様で好評です。ようやく少し落ち着きましたが、取材、取材で忙しくしております。

  さて、オススメの釣り本の御案内です。
『超 ゼロから始める釣り入門』(山と渓谷社刊)といいます。

  著者の西野弘章さんは、週間の分冊百科『日本の魚釣り』(アシェット・ジャパン刊/全230巻 !!)の総監修をされた方。『Walton』を立ち上げてすぐの頃、どこで見つけていただいたのか西野さんから声をかけてもらい、琵琶湖関連の記事をたくさん担当するなど大変お世話になったのでした。

  西野さんは、名門アウトドア系出版社の御出身。独立を機に房総の海辺に移住し、釣りや小屋造り、農業なども実践しつつ、その研究成果を本にまとめるという日々を送っておられます。【房総爆釣通信】https://bosobakucho.jp/

  そんな西野さんが先日出版した『超 ゼロから始める釣り入門』ですが、“写真マンガ”というユニークな手法がとられています。主人公であるイラストのキャラクターたちが釣り場の風景写真のなかで大活躍! 読み進めやすくて、楽しいです。
 親しみやすいですが、吹き出しのセリフや写真キャプション、また欄外に入っているマメ知識の1文字まで魂が込められていて、目からウロコな技法がたくさん掲載されています。

 釣りの入門者には、今の時代であってもまずはしっかりした内容の紙の入門書を一読してほしいです。『超 ゼロ〜』はタイトル通りに入門者にオススメですが、ベテラン勢でも、ふと、より身近に楽しめる釣りのレパートリーを増やしたくなる瞬間があると思うのです。芸歴の長い大人のルアーマンにもぜひ読んでもらいたい、釣りの深淵を再確認できる一冊でした。